ヤマガラ_202012年09月21日


ヤマガラ_20
ヤマガラ選手の棒高跳び (本文とは関係なし)


「 彼女の息子_1 」



出来た親には 出来た子供…と期待したいところですが 


人間同様 ヤマガラの世界でも なかなかそうはいかないようです



彼女が二度目の子供を連れて来たのは 4シーズン目でした


その子の成長は 幸運にもそのシーズン通して観察することができました


最初はまだ自分で餌をとれず 枝の上で親を待ち 親が来ると餌をねだる 

そんな微笑ましい光景が毎日みられました


そして そのうち徐々に独り立ちし 親離れ


ついでに 最後の親離れ子離れの劇的な瞬間を期待したんですが


それはあったのかどうか 残念ながら 見られませんでした



さて その子育ての期間も 彼女は私の手から 餌をとり続けていて


彼女の子供は その光景を いつも見ていたわけですから


私としては あの子が 他のヤマガラよりは より早くより深く


私に馴れてくれると 大きな期待をかけました


彼女以降 彼女以上に馴れてくれるヤマガラは 現れてなかったからです



ところが 彼(とりあえず息子扱い)は違いました


馴れていなくはないんです 少なくとも私を恐れていない


自分で 餌箱に降り出した頃から すでに 私に反抗的でした


そして 結局一度も私の手から 餌をとることはありませんでした


それどころか 背後から飛んできて 私の耳元をかすめ飛ぶ


というような攻撃的な芸当を 何度かやられました


さらには 股抜けも… それ以外は まったくの無視です


あれは もしかしたら 嫉妬だったんでしょうか


ママを とられたと勘違いしたか 


私は 相当嫌われていると判断せざるを得ませんでした


(続く)




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